【シングル】ランクシーズン1ドラパルトの型変遷まとめ
- はじめに
- なぜ今、ドラパルトの型変遷をふりかえるのか?
- シーズン最序盤:種族値にあわせたぶっぱ振り
- シーズン序盤:ダイマックス技とじゃくてんほけん全抜き
- シーズン中盤 :特殊型による物理受け潰し
- シーズン終盤:構築のメインポケモンからサブポケモンへ
- おわりに
- ちなみに
- 参考サイト
はじめに
シーズン1(2019.11/15(金)9:00~2020.1/1(水)8:59)も終わり、
ランクに潜っていた人が続々とシーズン1で使用した構成を
ブログやtwitterで公開し始めました。
そこで、シーズン1で使用された構成の内、
ドラパルトが入っている構成のドラパルトのみを集計しつつ(終盤117パーティ分)、
シーズン1でどんなドラパルトの型が流行ったかを振り返ろうと思います。
※ドラパルト歴史館と思っていただければ
なぜ今、ドラパルトの型変遷をふりかえるのか?
ポイントは2点
-
ポケットモンスターソード・シールド(以下、ポケモン剣盾)にて
初登場した600族ドラゴンのドラパルトの型変遷を残すため
- 型が豊富なポケモンがランクシーズン序盤から終盤に至るまでにメタに対し、どのような型になったのかを参考にするため
シーズン最序盤:種族値にあわせたぶっぱ振り
【構成】
特性:クリアボディ
性格:ようきorいじっぱり
努力値:0-252-4-0-0-252
技構成:ドラゴンアロー、ゴーストダイブ、ふいうち、とんぼがえり
アイテム:特筆すべきものなし
【概要】
期間としてはポケモン剣盾の発売日11/15から数日、
ダンテが最後に使用していたポケモンとして登場し、
今作の600族ドラゴンとして認知された頃でした。
げきりんの湖でゲットしたドラパルトの進化前(ドロンチ)から孵化した
ドラメシアが配布枠やtwitter上で配布され始めたものの、
型や道具の検討があまり進んでいないため(まあ発売してまだ数日なので)
種族値に合わせた所謂ぶっぱで努力値を振った型が多かったです。
【特性】
特性については数量は数えられなかったものの、
最序盤はクリアボディを採用する記事やつぶやきが多く、
理由として
- 夢特性の入手方法について発売日は詳細な情報がなかったため、すりぬけorクリアボディのどちらかとなっていた
-
今作、物理ポケモンが多く、対抗して威嚇持ち(ギャラドス、ウインディ)やA下げ技が流行るのではないかというプレイヤーの考え
が挙げられる。
【性格・努力値振り】
種族値に合わせたASぶっぱ振り
【技構成】
・メインウェポン:ドラゴンアロー、ゴーストダイブ
初登場のドラゴンアローが威力50、命中100の2回攻撃であるため、
ドラゴンダイブ(威力100、命中75)や
ドラゴンクロー(威力80、命中100)より有用であるため採用されている。
以降も物理型に関してはドラゴンアローが良く採用されていました。
※これは新しい技という目新しさもあってかもしれません
ゴーストタイプの物理技は
・サブウェポン:とんぼがえり、ふいうち
Sの種族値が142であるため、先制でダメージを与えつつ交換ができる
とんぼ返りが採用されていました。
最序盤だとアイテムとしてこだわりハチマキを用いて苦手な相手に対して
S種族値142による早々の交代とんぼもあったのですが、
ドラゴン・ゴーストという効果がない相手(フェアリー、ノーマル)で
止まる場合があるためなりを潜めました。
また、この頃、ドラパルトを止める役として悪、フェアリータイプで
ふいうち持ちのオーロンゲが使えるか否かという話が一部で湧いており
オーロンゲよりSが高いため、ふいうちをすかすためや先制攻撃用としての
ふいうちが採用されていました。
シーズン序盤:ダイマックス技とじゃくてんほけん全抜き
【構成】
性格:いじっぱりorむじゃき
特性:どの特性も五分五分
努力値:92-164-0-0-0-252(そらをとぶ、はがねのつばさ)
236-180-44-0-0-44(そらをとぶ、だいもんじ)
技構成:ドラゴンアロー、ゴーストダイブ、そらをとぶ、はがねのつぼさorだいもんじ
アイテム:じゃくてんほけん
【概要】
シーズン序盤では主に2つの要素によりドラパルトの構成に変化が生じました。
シーズン最序盤からすでにダイマックス技が強力であると認識した
プレイヤーが出てきており、
特に、格闘(A上昇)、鋼(B上昇)、毒(C上昇)、地面(D上昇)、飛行(S上昇)
の技を持つポケモンをエースとして据えて、
ダイマックス技でステータス上昇させつつ全抜きを狙う構成が流行り始めました。
例えば、
・通常での技使用はしないゲップを持ったサザンドラ
・ヒコウZがなくなったもののタイプ一致でS上昇できるとびはねるギャラドス
ドラパルトは特に顕著で、サブウェポンとして
を採用する型が多かったです。
またこのあたりから耐久がそこそこあるポケモンに対し、
じゃくてんほけんを持たせて全抜きしていく構成が多くなってきました。
例としては、
といったポケモンです。
【特性】
夢特性についての配布も多くなり、すりぬけ、クリアボディ、のろわれボディ
の比率はそこまで変わらなかったです。
※ただし中盤から終盤になり、あることが原因ですりぬけだらけになっていく
【性格・努力値振り】
ダイマックス技によるステータス上昇効果があるため、性格は攻撃に
補正がかかるいじっぱりが多く、ついで役割破壊用の特殊技も使えるむじゃき。
※特殊、むじゃきが流行り始めたのはこの後
耐久に振り、ダイマックス技のステータス上昇効果による攻撃性能を担保している。
はがねのつばさがある場合、S振りに、
はがねのつばさがない場合は、HorBに振ることが多かったです。
また無補正Sに44振り最速100族(リザードン)抜きにしていることが多く、
これよりSが速いポケモンに対しては、
ダイジェットでSを上げることで上から殴れるようにしていました。
【技構成】
・メインウェポン:ドラゴンアロー、ゴーストダイブ
ダイマックス技によるステータス上昇効果のために、
また、このあたりからミミッキュ、オーロンゲ、トゲキッスといった
ポケモンに対し、鋼が強いことからナットレイやドリュウズも出始めたため、
だいもんじを持つドラパルトも増えていました。
シーズン中盤 :特殊型による物理受け潰し
【構成】
性格:むじゃきorひかえめorおくびょう
特性:すりぬけ
努力値:0-0-4-252-0-252(こだわりメガネ)
220-0-4-236-4-44(こだわりスカーフ)
技構成:りゅうせいぐん、シャドーボール、だいもんじ、10まんボルト
アイテム:こだわりメガネ、こだわりスカーフ、とつげきチョッキ、
きあいのタスキ(むじゃきの場合)
【概要】
今作では物理ポケモンが多すぎるため、その対抗策として
物理受けポケモンが序盤から中盤にかけて多くなってきた。
例えば、輝石サニーゴ、ドヒドイデ、 アーマーガア、ナットレイ、物理受けロトム
といったポケモンである。
そのため、特殊アタッカーポケモンが構成上、2体~3体に増えてきた時期であり、
物理受けポケモンに対して積技持ち特殊アタッカーが出てきました。
(例:わるだくみみがわりサザンドラ)
この頃、ドラパルトも前述した役割破壊用のだいもんじ持ちの
むじゃき型からひかえめやおくびょうといった特殊アタッカー型が増えてきました。
【特性】
物理受けかつ回復技持ちポケモンが多く、みがわりも多くなってきたため
シングルランクでは、すりぬけの採用率が圧倒的に多くなった時期でした。
【性格・努力値振り】
性格はひかえめorおくびょうorむじゃきが多い
努力値はC252S252というCSぶっぱに加え、
C252にし、
・Sに132振りで最速110族抜き
・Sに124振り最速アイアント抜きを抜き
・Sに28振り
として残りを耐久(主にH)に振る型が多かったです。
※この頃にはりきりアイアントによる全抜き構成が流行ったため
【技構成】
この頃になるとメイン・サブの区別がほぼない。
※だいもんじと10まんボルトは、意識する相手ポケモンやパーティ構成によって
かえんほうしゃやかみなりに変更しているプレイヤーもいます
シーズン終盤:構築のメインポケモンからサブポケモンへ
【構成】
性格:おくびょう
特性:すりぬけ
努力値:H,B,C,S振り(HにふるときはBとS調整、Cに振るときはCS振り)
ひかりのかべ(ひかりのねんどの場合)
アイテム:オボンのみ、混乱の実(イアのみ、アッキのみ、ウイのみ、マゴのみ)
ひかりのねんど
【概要】
シーズン中盤から終盤になり、ドラパルトを軸に据えた構成から
ドラパルトをサブとして 使用する構成が多くなりました。
ただし、サブではあるものの、
・おにびからのタイプ一致のたたりめ
・炎弱点4倍用のかえんほうしゃ
・威力の高いドラゴン技のりゅうせいぐん
を持つドラパルトがテンプレートとして出現し、
そこから壁張りやのろい持ちといった派生ver.が増えました。
【特性】
すりぬけ一択(88/117パーティ)
【性格・努力値振り】
終盤の性格はおくびょう36匹、ひかえめ24体、むじゃき16体*1
理由として、
・おにびや壁を早めに打つことで物理からの攻撃を半減するため
・かえんほうしゃ、りゅうせいぐん、10まんボルトといった特殊技を撃つため
C下降補正を避けるため
でした。
【技構成】
おにび+たたりめのコンボ構成に加え
・壁(ひかりのかべ>リフレクター)
・りゅうまい+バトンタッチorみがわり+バトンタッチ
という技構成が多かったです。*2
これは、終盤になりドラパルトが軸ではなく、
他のポケモンが軸で全抜きする構成が多くなったため、
ドラパルトで壁やバトンを行うことが多くなったためである。
おわりに
シーズン2になり、TOD戦術が増えてきたため、
それに対応するドラパルトの型もまた開発されてくるかと思います。
そうなった際、今までの型を参考にし、
特性・性格・努力値振り・技構成のさらなる可能性を
探っていただければ幸いです。
ちなみに
僕もシーズン1シングルランクはマスターボール級まで行きましたが、
その際、使用したドラパルトはひかりのこなドラパルトで
通称?コナパルトでした。
参考サイト
シーズン1のドラパルト入り構成を検索したサイト
検索した内容をgoogle driveに集計して保存した。
リンクを知っている人は全員見ることができるようにしました。
※シングルで抽出、最終順位でソート
構築別のURLを貼るとなると117ページのURL貼ることになるので
上記google driveのスプレッドシート内にまとめました。