【ダブル】あまのじゃくナゲツケサル構成
はじめに
よくある構成ではなく、ダブルならではのギミックを使ってみたかったため
レシーバーナゲツケサルがツボツボのあまのじゃくを使用して
タイプ一致格闘技+ダイマックスなしでの積みによる全抜き構成を考えました。
構成概要
パーティ情報
以下6体の情報を記載します。
ポケモン | ナゲツケサル | ツボツボ | ドラパルト | シルヴァディ | サニーゴ | ウォーグル |
特性 | レシーバー | あまのじゃく | クリアボディ | ARシステム | のろわれボディ | まけんき |
アイテム | くろおび | オボンのみ | ひかりのこな | ノーマルジュエル | しんかのきせき | じゃくてんほけん |
性格 | ようき | わんぱく | おくびょう | いじっぱり | なまいき | いじっぱり |
努力値 | A252-D4-S252 | H252-B252-D4 | C252-D4-S252 | H4-A252-S252 | H252-B4-D252 | H252-A200-B4-D4-S52 |
技1 | まもる | ねむる | りゅうせいぐん | だいばくはつ | ちからをすいとる | ブレイブバード |
技2 | ばかぢから | パワーシェア | シャドーボール | りゅうせいぐん | おにび | インファイト |
技3 | いわなだれ | いわなだれ | かえんほうしゃ | アイアンヘッド | たたりめ | おいかぜ |
技4 | インファイト | いのちがけ | 10まんボルト | マルチアタック | ナイトヘッド | まもる |
コンボについて
この構成はレシーバーの特性を持つナゲツケサルが味方のあまのじゃくを
受け継ぎ、ばかぢからやインファイトといったタイプ一致威力120であるものの
攻撃や防御、特防が一段階ダウンする技をデメリットなく使用するものです。
このコンボによって今作の物理偏重の種族値・環境に対応するとともに、
ダイマックス技の効果の一部にある相手ポケモンのステータスダウン効果に
対しても強く出ることができると考えました。
ナゲツケサル+ツボツボvsカラマネロ
この構成を見るとあまのじゃくカラマネロがばかぢからを放てばいいのでは?という
考えがあるかと思います。
・ナゲツケサルの特攻・特防以外の種族値>カラマネロの特攻・特防以外の種族値
・格闘タイプ一致のばかぢから
・4倍弱点(むしタイプ)なし
といったメリットがあります。
構成詳細
以下に各ポケモンについて性格・努力値振り・技構成の詳細を記載します。
ナゲツケサル
特性 | レシーバー |
---|---|
アイテム | くろおび |
性格 | ようき |
努力値 | A252-D4-S252 |
技1 | まもる |
技2 | ばかぢから |
技3 | いわなだれ |
技4 | インファイト |
特性あまのじゃくをツボツボからもらうことを前提としています。
性格・努力値振りとしては攻撃Aと素早さSに全振り。
あまのじゃくを未使用とし、ダイマックスを使用する場合は
性格:ようき
努力値:H252-A246-S12
でダイジェット(アクロバット)込みでS100抜き(リザードン)
を見ればよいかと思います。
技構成については、あまのじゃくにより、
- ばかぢからは使用後、攻撃1段階+防御1段階上昇
- インファイトは使用後、防御1段階+特防1段階上昇
となります。
また、1ターン目に安全にレシーバーを発動させるためのまもると
格闘タイプ技と技の範囲について相性の良い岩タイプ技である
いわなだれを採用としました。
ツボツボ
特性 | あまのじゃく |
---|---|
アイテム | オボンのみ |
性格 | わんぱく |
努力値 | H252-B252-D4 |
技1 | ねむる |
技2 | パワーシェア |
技3 | いわなだれ |
技4 | いのちがけ |
特に攻撃をするためのポケモンではなかったため
性格をわんぱく、努力値振りをHPと防御に振りました。
技構成については、すぐにナゲツケサルにあまのじゃくを渡す必要がある場合のために
いのちがけを採用しています。
また、ナゲツケサルがある程度居座れる場合(岩タイプや虫タイプの技を仕掛けてくる相手の場合)、最初にナゲツケサルにあまのじゃくを渡すのではなく、
ツボツボで相手の攻撃力をそぐ方が良いと考え、パワーシェアを採用。
残りはねむるといわなだれですが、最後の章でも述べますが、
この部分に関しては、
のほうが良いかと思います。
※実際ねむる、いわなだれは、ほぼ使いませんでした。
このツボツボの型については、後日違う構成記事(ツボツボ単体で)として
書く予定ですので乞うご期待してください。
ドラパルト
特性 | クリアボディ |
---|---|
アイテム | ひかりのこな |
性格 | おくびょう |
努力値 | C252-D4-S252 |
技1 | りゅうせいぐん |
技2 | シャドーボール |
技3 | かえんほうしゃ |
技4 | 10まんボルト |
ツボツボが退場した後に、ナゲツケサルの隣に置くポケモンの一体として採用。
シングルによくいる物理型(そらをとぶとはがねのつばさを採用した型)の場合、
あまのじゃくによりナゲツケサルが弱体化されるため、特殊型とした。
性格はおくびょう、努力値振りは特攻Cと素早さS振り。
ダイマックスすることを前提としている。
隣にダイマックスするステータスの高いドラパルトを置くことで
ダイマックスドラパルトに集中すべきか、あまのじゃくナゲツケサルに
集中すべきかの2択を迫ります。
技構成として、タイプ一致であり、
ダイドラグーン(相手全体の攻撃を1段階ダウン)、
ダイホロウ(相手全体の防御を1段階ダウン)
他の2つは、
としています 。
シルヴァディ
特性 | ARシステム |
---|---|
アイテム | ノーマルジュエル |
性格 | いじっぱり |
努力値 | H4-A252-S252 |
技1 | だいばくはつ |
技2 | りゅうせいぐん |
技3 | アイアンヘッド |
技4 | マルチアタック |
ナゲツケサルが処理された際にドラパルトもしくはサニーゴの隣に出すポケモン。
ツボツボとナゲツケサルが処理された中盤から終盤において、
今作最高火力であるタイプ一致+ノーマルジュエルだいばくはつを採用。
その他は終盤において火力勝ちするための技として
りゅうせいぐんとタイプ一致マルチアタック(今作威力120)、フェアリー対策とひるみを持つアイアンヘッドとしました。
サニーゴ
特性 | のろわれボディ |
---|---|
アイテム | しんかのきせき |
性格 | なまいき |
努力値 | H252-B4-D252 |
技1 | ちからをすいとる |
技2 | おにび |
技3 | たたりめ |
技4 | ナイトヘッド |
ドラパルトの代わりにナゲツケサルの隣に出す候補としてサニーゴを採用。
同じゴーストタイプなので後から出てくるシルヴァディによる
だいばくはつも効果はなしで被弾せずに済みます。
性格はなまいきで、努力値振りはHPと特防D振りである。
これは物理環境であるものの相手の物理アタッカーに関しては
- 技構成(ちからをすいとる、おにび)
- あまのじゃくばかぢからによる防御向上
- ダイドラグーンによる相手の攻撃低下
といった技構成等によって対応できるため、サニーゴは特殊受けとしました。
ちからをすいとる+おにびによる 相手物理アタッカーの無効と
たたりめとナイトヘッドによる安定したダメージ量を考えています。
というのも上記の4体中、3体+サニーゴで選出した際、
そのままTODを行うことも考えています。
ウォーグル
特性 | まけんき |
---|---|
アイテム | じゃくてんほけん |
性格 | いじっぱり |
努力値 | H252-A200-B4-D4-S52 |
技1 | ブレイブバード |
技2 | インファイト |
技3 | おいかぜ |
技4 | まもる |
このパーティで唯一異彩を放つポケモン。
本パーティ構成は、基本的に相手の能力低下を行うことを目的としています。
しかし選出の段階からナゲツケサル+ツボツボがどうしようもない場合や素早さが負けていて上から殴ることができない場合も存在します。
その場合、
- ナゲツケサル+ツボツボでコンボを完成させた後、ウォーグルのおいかぜにより、能力上昇ではなく、場として素早さ上昇させる。
- 初手ツボツボ+ウォーグルでウォーグルを育てつつ、相手のパワーを奪い、後ろからドラパルト+シルヴァディorサニーゴ
- 初手ドラパルト+ウォーグルでダイマックスウォーグルによるダイジェットで素早さを操作しつつ、ドラパルトウォーグルの火力で押す。その後、サニーゴ+ツボツボにより、ポケモン数差でTODを行う
といった本来のコンセプトと異なる選出を行います。
性格はいじっぱり、努力値振りは素早さ調整(ロトム抜き)、HPと攻撃に振っています。
技構成は
としました。
立ち回り
レシーバー+あまのじゃくの仕様についての注意事項
あまのじゃくをもつツボツボの特性をナゲツケサルがレシーバーによって
受け継ぐのですが、この際、注意事項があります。
それは、あまのじゃくを受け継ぐ前に、ばかぢからの能力下降を受けた場合、
あまのじゃくを受け継いだとしても、受け継ぐ前の能力下降は能力上昇とならない
ということです*1。
よって、1ターン目にナゲツケサルがばかぢから+ツボツボからのあまのじゃくを
受けつぐことで2ターン目から攻撃・防御それぞれ1段階アップ状態で迎えるといった
ことはできません。
1ターン目の立ち回り
ナゲツケサルとツボツボを出した最初のターンでは
-ツボツボは、いのちがけorパワースワップ
を行います。
対面がフェアリーや飛行タイプだと、
ツボツボは悠長にパワースワップによって
相手の攻撃・特攻を削いでいる場合ではないので
すぐにいのちがけによって退場しましょう。
コンボ成功後の立ち回り
ナゲツケサルにあまのじゃくが渡った2ターン目、
その隣にドラパルトを出し、ドラパルトをダイマックスさせ、
ダイホロウorダイドラグーンを行います。
これは、
から、ダイホロウによる相手の防御下降、もしくはダイドラグーンによる相手の攻撃下降を行い、ターン数を稼ぐためです。
なお、ナゲツケサルは相手のタイプによりますが、
基本ばかぢからorインファイトを行います。
ナゲツケサルが倒れた後の立ち回り
残り2体同士になった場合、シルヴァディが機能します。
ノーマルタイプ一致だいばくはつはベロベルトに比べ威力が低いものの、
対戦中盤から終盤に登場するため、
ゴーストタイプのドラパルトやサニーゴといったポケモンが隣にいることが多い。
そのため、味方のポケモンに対しては無傷で相手に大ダメージを与え、
タイマン性能の高いドラパルトとサニーゴで最後処理するといった流れになります。
所感
使用した感触として
[良い点]
- 攻撃振りの構築に対し、ターン数を稼ぐほど有利になる
- 能力低下ダイマックス技(ダイドラグーン、ダイホロウ、ダイワーム、ダイアーク、ダイアタック)に対し、強い
[悪い点]
[改善策]
ナゲツケサル、ツボツボの並びに関しては
- ツボツボの技構成の見直し(ねばねばネットや味方へのガードシェアなど)
- ツボツボを完全に補助タイプに変更し、倒れるタイミングで隣のポケモンをナゲツケサルに交換する構成・立ち回りにする(例えば、からやぶりパワーシェア型)
また、フェアリーと飛行に関する一貫性に関しては
*1:軽く書いてますが、あまのじゃく - ポケモンWikiやレシーバー - ポケモンWikiにも記載されていない項目です
*2:物理火力の計算式は「こうげき実数値×(技の威力×タイプ一致補正)×その他の補正」であり、ノーマルシルヴァディのだいばくはつは性格補正ありで60375