【ダブル】バインドほろびのうた構成(サダイジャ+ラプラス)

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【ダブル】バインドほろびのうた構成(サダイジャ+ラプラス)

はじめに

今回ご紹介するのは、Galar Weekly#6でも登場したバインド+ほろびのうた構成です。
上記3位に入ったパーティ構成(サダイジャ、ラプラス、マルヤクデ、バチンウニ、フレフワンズルズキン)を参考にサダイジャ+ラプラスから構成案を考えたのですが、
結局、同じようなパーティに行きつきました。

構成概要

パーティ情報

以下6体の情報を記載します。

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バインドほろびのうた構成(サダイジャ+ラプラス)
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ポケモン サダイジャ ラプラス フレフワン ズルズキン ドヒドイデ バチンウニ
特性 すながくれ ちょすい アロマベール いかく さいせいりょく ひらいしん
アイテム ひかりのこな メンタルハーブ ルームサービス たべのこし くろいヘドロ エレキシード
性格 わんぱく おだやか なまいき のんき のんき なまいき
努力値 H252-B252-D4 H252-B4-D252 H252-B4-D252 H252-B252-D4 H252-B252-D4 H252-B4-D252
技1 じしん まもる トリックルーム まもる まもる じこさいせい
技2 まもる ほろびのうた メロメロ ドレインパンチ じこさいせい びりびりちくちく
技3 いわなだれ ぜったいれいど アンコール ねこだまし ねっとう のろい
技4 へびにらみ フリーズドライ  まもる イカサマ どくどく つぼをつく
コンボについて

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シーズン2になり、一部キョダイマックスポケモンが解禁されました。

その中でも、サダイジャ、マルヤクデといったポケモン
キョダイマックス技はバインド効果を持ちます。

  • キョダイヒャッカ:相手全体を『ほのおのうず』(バインド)状態にする。(4~5ターンの間、毎ターン終了後最大HPの1/8のダメージを与え、その間相手は逃げたり交代できない)
  • キョダイサジン:相手全体を『すなじごく』(バインド)状態にする。(4~5ターンの間、毎ターン終了後最大HPの1/8のダメージを与え、その間相手は逃げたり交代できない)

通常のバインド系の技と異なり、

  • 相手全体への効果
  • キョダイサジン・キョダイヒャッカにより発生したバインドは
    使用者が交代しても消滅しない

といった効果があります。
これにより、相手へのダメージを与えつつ
バインド効果による交代不可で縛るサダイジャ、マルヤクデと
ほろびのうた持ちのポケモンによる
バインドほろびのうた構成が一部使用されています。
今回は特にサダイジャのほうにフォーカスを当てます。

 

また今作ほろびのうたを覚えるポケモン
最終進化系では3体(ゲンガー、ラプラス、サニゴーン)です。
耐久性と汎用性を考え、ラプラスが採用されることが多いです。

 

バインド+ほろびのうたvsかげふみ+ほろびのうた

今作のかげふみ要員はゴチルゼルソーナンスです。
相手を縛るサダイジャとゴチルゼルソーナンスの耐久の差は
以下の表になります(参考にマルヤクデも載せます)。
耐久の値(HP×防御、HP×特防)はポケモン対戦考察wiki
耐久指数(無振り)を使用しています*1

ポケモン HP 防御 特防 素早さ HP×防御 HP×特防
サダイジャ 72 125 70 71 21315 13230
ゴチルゼル 70 95 110 65 16675 18850
ソーナンス 190 58 58 33 20670 20670
マルヤクデ 100 65 90 65 14875 19250

今作の攻撃種族値>特攻種族値といった偏った環境では若干サダイジャが
活躍できる場が多いかもしれません*2

また、キョダイサジンの効果はサダイジャが交代してもバインドが継続する点です。
これによりサダイジャ自身が交代or3ターン以内に倒れたとしても
バインドが場に残ります。
ただ、キョダイマックスサダイジャ以上に耐久のあるポケモンがあまりいないので
交代する意味はほぼないかと思います。

 

ちなみに、ほろびのうたを放つポケモン3体は以下の通りです。 

ポケモン HP 防御 特防 素早さ HP×防御 HP×特防
ラプラス 130 80 95 60 20500 23575
ゲンガー 60 60 75 110 10800 12825
サニゴーン 60 50 130 30 9450 20250

HP×防御、HP×特防ともにラプラスが1番高い結果となります。

 

S調整について

S調整というほどでもありませんが、
ほろびのうたの仕様として、カウントが0になった時は
素早さの遅いポケモンが最後に倒れるため、
使用するポケモンはすべて素早さの個体値0+素早さ下降補正の性格
とする方が良いと思います。

TOD狙い

また本構成とは少し離れますが、この構成でもTODは可能なので
もしTODを狙うのであれば、使用するポケモンをすべて色違いにしましょう。

構成詳細

 以下に各ポケモンについて性格・努力値振り・技構成の詳細を記載します。

サダイジャ

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特性 すながくれ
アイテム ひかりのこな
性格 わんぱく
努力値 H252-B252-D4
技1 じしん
技2 まもる
技3 いわなだれ
技4

へびにらみorちいさくなる

特性は状態異常に少し強いだっぴや
すなおこしを出すことができるすなはきでもよかったのですが、
キョダイマックス技であるキョダイサジンが地面技であり、
キョダイマックス時に岩技を撃つことで
自らすなおこしが可能であるため、すながくれとしました。
アイテムもそれに合わせてひかりのこなとしています。
これらは最初の3ターンでできるだけ長く生存する確率を高めるためです。

性格は防御上昇補正のわんぱく、
努力値もそれに合わせてHB振りです。

技構成は

  • 初手キョダイサジンによるバインドのための地面技であるじしん
  • 1ターン消費用のまもる
  • 自らすなおこしを行うためのキョダイマックス岩技用かつ怯み狙いのいわなだれ

で3枠を使用し、残り1枠はへびにらみ、ちいさくなるとしています。
へびにらみは地面タイプにも効果のある麻痺撒き技です。
ただし、へびにらみは相手を麻痺にはできますが、
素早さの減少という点で、相手に使用してしまうと、
ほろびのうたの仕様でデメリットとなります。

相手ポケモンが自分のポケモンよりも素早さが遅い場合、
自分のポケモンにへびにらみを行い、ほろびのうた下での
素早さの有利を作るといった使用方法もあります。

ちいさくなるの採用もありますが、
あまり使用している暇がなさそうな点と
ダイマックス技を使用された場合、回避率上昇はすべて無駄となるので
個人的にはへびにらみ>ちいさくなる
と考えています。

 

ラプラス

 

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特性 ちょすい
アイテム メンタルハーブ
性格 おだやか
努力値 H252-B4-D252
技1 まもる
技2 ほろびのうた
技3 ぜったいれいど
技4 フリーズドライ

ほろびのうた始動役です。
特性は水タイプのなみのりがきついのでちょすいに。
シェルアーマーでもよかったのですが、
最初のほろびのうた後の3ターンの際、
まもるを使用すると耐えるのは2ターン分なので
急所が当たる回数は1~4(2体のポケモンが2回攻撃してきた時)で
そんなに期待値高くないので確実に水を吸収できるちょすいにしました。

一番の弱点であるちょうはつに対してメンタルハーブで対処しています。
ちょうはつで崩壊するので。

性格はおだやかでHD振りとしています。

技構成として

  • 1ターン稼ぎようのまもる
  • 本構成の肝であるほろびのうた
  • ほろびのうたがかわされ、ラスト1体ずつとなった際のぜったいれいど
  • 水タイプ用のフリーズドライ

としています。
水タイプへの打点であるフリーズドライに対し、
みがわり貫通用のうたかたのアリアでも良いかもしれません。

 

フレフワン

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特性 アロマベール
アイテム ルームサービス
性格 なまいき
努力値 H252-B4-D252
技1 トリックルーム
技2 メロメロ
技3 アンコール
技4 まもる

後続の嫌がらせ用ポケモン
特性はちょうはつ無効のアロマベール。

アイテムはトリックルーム時に素早さ1段階ダウンの
新アイテムであるルームサービス 。
これにより、トリックルーム下でほぼ最初に動くことが可能。

性格はなまいきでHD振り。
フェアリーの弱点である鋼と毒タイプの技で
一番ダブル使用率が高そうなジュラルドンの
ラスターカノンであるため。
※現在シーズン2にてオーロンゲ+ジュラルドン構成がいるので・・・


技構成は

としています。

ブリムオンとの差別化としてかなしばり+アンコールがありますが
現2020/2/24段階ではまだかなしばりの遺伝技は解禁されていないので
メロメロにしました.

ズルズキン

 

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特性 いかく
アイテム たべのこし
性格 のんき 
努力値 H164-B252-D94
技1 まもる
技2 ドレインパンチ
技3 ねこだまし
技4 イカサマ

対物理攻撃用のいかく持ちポケモン
いかく持ちの中で最も素早さ種族値が低く、
かつ防御・特防ともに種族値115と高いため採用した。

アイテムはたべのこし。
性格はのんきでたべのこし効率からH164-B252-D94振り。
たべのこしの効率を無視してHB振りでもよかったが、
例えばA振りドサイドンのタイプ一致10まんばりき(威力100)に対して
HPに対する割合差が

  • HB振り:63 ~ 75(36.6 ~ 43.6%)確定3発
  • H164-B252:63 ~ 75(39.1 ~ 46.5%)確定3発

と約3%であり、たべのこしによる回復が約6.3%であるので
たべのこし効率を優先(1発で倒れるような場合はHBのほうがいいが・・・)

技構成は



ドヒドイデ

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特性 さいせいりょく 
アイテム くろいヘドロ
性格 のんき
努力値 H252-B252-D4
技1 まもる
技2 じこさいせい
技3 ねっとう
技4 どくどく

Galar Weeklyではキョダイマックスによるキョダイヒャッカを持つ
マルヤクデが搭載されている構成であったが、
本構成ではドヒドイデを採用。

特性はラプラス交代出しの際のダメージをのちほど交代により回復することも
踏まえてさいせいりょく。

アイテムは定数割合で回復する毒タイプ専用のくろいヘドロ。

性格はのんきHB振り。
いかくがあり、あくかくとうのズルズキンと異なり、
ドヒドイデはメジャーなタイプの地面を弱点に持ち、
かつHP種族値が低いため、
たべのこし効率よりもHPそのものの大きさを担保するためにHB極振りとした。

技構成は

  • 1ターン稼ぎ用のまもる
  • 回復用のじこさいせい
  • 鋼用に定数ダメージであるやけども加味したねっとう
  • 定数ダメージのどくどく

である。
本構成では、ターンを稼ぐことが重点であり、
通常毒よりもどくどくのほうが価値が高く、
どくどくが腐ってしまうためトーチカは不採用。

 

バチンウニ

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特性 ひらいしん
アイテム エレキシード
性格 なまいき
努力値 H252-B4-D252
技1 じこさいせい
技2 びりびりちくちく
技3 のろい
技4 つぼをつく

ほろびのうたで最後まで生き残る役。
進化前ポケモンを含まない場合、
ナマコブシについで第2位の素早さの遅さ。

特性はラプラスドヒドイデがいるため
エレキメーカーではなくひらいしんを選択。

アイテムはエレキシードとし、場に出たときに防御を上げるように。
性格はなまいきHD振り。
弱点である地面タイプでつかれるとHBだろうが持っていかれるので
HD振りとした。

技構成は

  • 回復用自己再生
  • トリックルーム下での3割怯み用のびりびりちくちく
  • 素早さを下げつつ、物理攻撃と防御の強化のためののろい
  • ステータス上昇のためのつぼをつく

とした。このポケモンの役割として、どこまで生き残るかであるため、
回復系とステータスアップ及び怯みを採用。
なお、攻撃種族値が101もあるため、のろいやつぼをつくで強化後に
どくややけど、バインドによる定数ダメージを受けているポケモンに対し、
殴りに行くことも想定している。

つぼをつくのギャンブル要素が嫌いな場合は
じゅうでん(次のターン、電気技の威力が2倍。自分の特防1段階アップ)
でも面白いかもしれない。

 

立ち回り

ほろびのうたの仕様注意

ほろびのうたは、カウントゼロとなった際、素早さの高い順に倒れていきます。
そのため、素早さ下降の技(こごえるかぜとか)や
その状態異常(へびにらみによる麻痺)で
場に出ている4体のポケモンの素早さ順が変わってしまい、
こちらが負ける場合があるので注意しましょう。

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また、ほろびのうたは音系の技であるため、
みがわりは貫通しますが、
特性ぼうおんや技ダイビング、そらをとぶといった
場からいなくなるタイプの技で回避されるため注意しましょう。

バインド系技(キョダイサジン)の仕様注意

キョダイサジンは他のバインド系技と異なり、
使用者が場からいなくなったとしてもバインド状態を保つことが可能な
非常に強力な技です。

ただし、ゴーストタイプやきれいなぬけがらを持ったポケモンは交代可能であり、
バインド状態が解除されます。
(バインド状態は技を受けたポケモンの状態で、場にかかっているわけでありません)

また、みがわりが成功した際、バインド状態は解除されます。

 1ターン目の立ち回り

サダイジャとラプラスを出した最初のターンでは

 -サダイジャはキョダイマックスし、キョダイサジン

 -ラプラスはほろびのうた

を行います。

 

コンボ成功後の立ち回り

バインド状態+ほろびのうた成功時の2ターン目、

ラプラスをひっこめます。

最初のほろびのうたが3ターン経過し、
相手の次の2体が出てきた際に再度ほろびのうたを行うためです。

サダイジャはキョダイマックス状態であるため、
ダイウォールで1ターン稼ぎます。

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その後、サダイジャ+後続1体でほろびのうたの残り2ターンを稼ぎます。
この時、
ほろびのうた残り2ターン:サダイジャはへびにらみorダイロック
              後続1体は補助orまもる
ほろびのうた残り1ターン:サダイジャをラプラスと交換
              後続1体は補助orまもる

といった形になります。

 

 

相手のポケモン2体が倒れた後の立ち回り

ほろびのうたで見事相手のポケモンを倒した後は

  • ラプラスによるほろびのうた
  • TOD狙い(相手2体に対して、味方が3~4体)

の2パターンの勝ち筋ができます。

所感

使用した感触として

[良い点]

  • ほろびのうたによるカウント勝ちとTODの2択の勝利条件を状況により
    選ぶことが可能
  • ギミックが成功しやすい
    (保険でラプラスにメンタルハーブを持たせているのもあって)

[悪い点]

  • ラプラスに集中砲火されると2回目のほろびのうたを撃つ段階で倒れてしまい
    勝ち筋がTODに限定される(他のポケモンに火力があまりないため)
  • バインドの弱点であるゴーストタイプのドラパルトやみがわり持ち
  • 正直,このコンボ決めなくてもサダイジャラプラスの火力が強い・・・